日本基督教団高槻教会 世界聖餐日礼拝(2014.10.5)
高槻教会の世界聖餐日礼拝は、礼拝委員会で検討・準備した特別の礼拝式文で執り行われた。教団の信仰告白に言いあらわされている「主の晩餐」と「主の祈り」の意味を味わい知るとても素敵な聖餐式礼拝であった。
「主の祈り」は普段使っている「主の祈り」の文言ではなく、その内容を7つの段落に分けて祈りさんびする形式で祈りました。
普段なら第7の祈りの後に続けて唱えるアーメンは、それ以降の礼拝式そのものがアーメンであるとの考えで直接的には唱えませんでした。
聖書は、コリントの信徒への手紙一11章23-26節(聖餐の制定語)でした。
そして、聖餐にあずかる者として相応しくなるように互いに「平和のあいさつ(主の平安がありますようにと互いにあいさつをする)」をしてから分餐にあずかり、最後に沈黙の祈りをもって聖餐式は終わりました。
イエス様から頂いた二つの恵みを一杯味わえる素晴らしい世界聖餐日礼拝でした。感謝。
付け加えて、献金感謝のお祈り(高槻教会では成文祈祷で捧げる)も、今までよりももっとシンプルな新しいバージョンの文言で行いました。
以下に、本日の礼拝式の式文を紹介しておきます。
2014年度世界聖餐日礼拝式文
主題「さんびによる主の祈り・主の晩餐」
◇序詞
「主の晩餐(聖餐)」と「主の祈り」は本来ひとつのものです。どちらも「このように行いなさい」「このように祈りなさい」と主イエスから直に受けた恵みの賜物だからです。この2つの賜物の背後には、主イエスご自身の祈りととりなしがあります。「主の祈り」を祈るとき、私たちのすべてが、神の大きな愛とゆるしの中にあることを知るのです。また「主の晩餐」にあずかることで、私たちもまた、主の愛とゆるしを味わい、すべての人と分かち合いながら生きることができるのです。さんびによって主の祈りと主の晩餐にたたえられた恵みを、深くこころに刻みましょう。
◇招きの言葉 ルカによる福音書11章1-2節a
◇さんび 讃美歌21 85 サントサントサント(3回繰り返し)
◇主の祈り1
天におられるお父さま、あなたの名前がたいせつにされますように。
◇さんび 讃美歌21 39-4 ハレルヤ ハレルヤ(3回繰り返し)
◇主の祈り2
あなたの平和が、世界のすみずみにまでゆきわたりますように。
◇さんび こども讃美歌 34 キリストの平和が(3回繰り返し)
◇主の祈り3
あなたの愛で、わたしたちを満たしてください。
◇さんび 讃美歌21 487 イエス・イエス
◇主の祈り4
わたしにも、そしてみんなにも、今日の食事を与えてください。
◇さんび 讃美歌21 486 飢えている人と
◇主の祈り5
あなたがわたしを愛してくださったように、わたしたちも互いに愛し合えますように。
◇さんび 讃美歌21 484 主われを愛す(1番を2回繰り返し)
◇主の祈り6
わたしたちは弱いものですから、神さまどうぞわたしたちを守ってください。
◇さんび こども讃美歌 131 悲しいことがあっても(2回繰り返し)
◇主の祈り7
大地も、その上にある生命も、その富もすべてあなたが与えてくださった、恵みの贈り物です。
◇さんび 讃美歌21 46 すべての人よ(3回繰り返し)
◇聖書朗読(聖餐の制定語)コリントの信徒への手紙一11章23-26節
◇祈り (教会の一致のために) 田中雅弘牧師
◇説教 「わたしの記念として」 田中雅弘牧師
◇祈り 田中雅弘牧師
◇平和のあいさつ(主の平和がありますように)
◇分餐
◇沈黙
◇さんび 讃美歌21 376 人の知恵と言葉を超え
◇献金
献金感謝のお祈り
わたしたちの神さま、
ひとりひとりがこの礼拝に招から、ありがとうございます。
ここにおささげしたものは、み恵みへの感謝のしるし、あなたと隣人と共に生きる決意のしるし、遣わされるところへ歩む献身のしるしです。
これらがあなたのみ心によって、豊かに用いられますように。
新しい一週間が始まります。あなたの愛から離れないように、わたしたちといつも共にいてください。
主イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン
◇報告
◇頌栄 讃美歌21 88 心に愛を(アーメンまで)
◇祝祷
◇後奏
注:高槻教会の讃美歌では、通常、頌栄以外はアーメンを省略して歌います。